外国為替の一般知識:カテゴリー
円高と円安の意味
(見た目には100円が110円になっているのに円が安い?)
そもそも、外国為替は国の通貨の取引です。
$と¥ 1$=100円 これは、基軸が米価つまり、ドルから見た場合を指します。
1ドル=100円と言う言い方はドルを基調としているのでそもそも解りにくいのです。
これを、円を基調として考えてみましょう。
1ドル=100円 ⇒ 1円=0.01ドル 1ドル÷100=0.01
1ドル=110円になると、1ドル÷110円=0.0090909・・・
1円=0.0090909ドル と言う事です。
つまり、円が安くなるから 円安(えんやす)
それでは、反対に 1ドル=90円になると・・・
1ドル÷90=0.01111・・・
1円=0.0111ドル で 1円=0.01ドルが0.0111ドルになります。
つまり、円が高くなるのでこれを 円高(えんだか)と言います。
通貨の基準が日本の場合の呼び方では、ドル円が一般的です。
つまり、ドルが基準値になっているので$¥(ドルエン)と言う事です。
ドルが値上がりすると円が値下がりますので、ドル高円安になります。
算式で解りやすく見ると $>¥ ドルが円より強い。
逆に $<¥ ドルが円より弱い。このように覚えておくと解りやすいと思います。
では、なぜこのようにドルを基準としているかというと、世界通貨はアメリカのドルを基準にしているためです。このような役割の通貨を基軸通貨と呼んでいます。
ドルが世界基準 これを覚えておいて下さい。
外国為替
ドル$ 円¥ ユーロ
外国為替=異なる通貨を交換する事
外国為替相場為替レートとは、通貨同士を交換する比率の事を言います。
つまり、通貨の値段です。
日本の通貨は円¥です。一方アメリカの通貨はドル$です。
世界の国々にはその国の通貨があります。
通貨はその国の中でしか通用しません。
貿易や海外旅行など国外に自国の通貨を持ち出しても相手国ではその通貨は使えません。
その国の通貨に交換する必要があるのです。
このように異なる通貨に交換する事を外国為替と言います。
略して外為(がいため)とも読んでいます。
また、その国の通貨に交換する比率(レート)のことを外国為替相場、もしくは為替レートと言います。
例えば、1ドル=100円や1ユーロ=150円といった為替レートは、「1ドルは100円と、1ユーロは150円とそれぞれ交換できる」という意味です。
また、これはその時々の通貨単位「1ドルは100円、1ユーロは150円で買えます」とも言えるのです。
つまり、通貨はその為替レートに応じて売ったり買ったりして交換しているわけです。
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1個100円の「かぼちゃ」
ちょうど八百屋に売られている「かぼちゃ」を思い浮かべてみて下さい。
「かぼちゃ」1個=100円で売られているとします。
この場合は国内で売買する場合には日本円で100円と「かぼちゃ」を交換します。
外国為替でも同じことが言えます。
つまり、異なる通貨を交換する事が外国為替なのです。
FXを始める前にはこの外国為替の知識は必ず必要です。
よくテレビなどで、「今日の外国為替市場は1円50銭円安ドル高で・・・」というニュースを耳にすると思います。
これが外国為替です。
外国為替とは異なる通貨の交換のこと。
100円で売られている「かぼちゃ」と100円と交換する事でその「かぼちゃ」を受け取れる事と同じです。
世界中の国々の中の通貨をその時々の為替レートで交換する事、つまり、通貨にも値段があってそれを売ったり買ったりしているわけです。
為替相場は日々変動します
常に取引が行なわれているからですね。
では、どのようにしてこの為替相場は変動しているのでしょうか。
それは、需要と供給で変動が起きています。
ものには必要とする需要と、それを補う供給とがあります。
野菜や果物でも同じでその時々の需要と供給で価格も変動しますね。
例えばその年の出来高が豊作で充分な供給があれば、価格は下がります。
その逆で、不作の場合は需要と供給が間に合わなくなるために、価格は高騰するのと同じです。
為替相場にもこの需要と供給が作用しているのです。
国内で生産する自動車を輸出するとその輸出企業(例:トヨタ)は売上をドルで受取る事になります。
しかし、ドルはそのままの通貨では国内では使用できません。
円に交換する必要があります。
従業員や仕入れ先にお金を支払うためにも円に交換しなくては具合が悪くなります。
そこで、ドルを売って円を買う事になります。(ドルを円に交換)
輸出高が増えると⇒ 円高、ドル安
つまり、輸出が増えると円高ドル安傾向になりやすいのです。
一方、その逆の輸入が増えると今度は円が安くなってドルが高くなります。
輸入した企業はその輸入先(海外)の支払のためにドルが必要になりますね。
円を売って、ドルを買う事になります。(円をドルに交換)
よって、ドルは上昇して逆に円は下がる事になります。
輸入が増えると⇒ 円安、ドル高
為替相場を動かす要因
為替相場は毎日動きます。
貿易も同じように毎日動いています。
世界の経済は眠ることなく常に動いています。
それと同じように通貨ももちろん毎日動きます。
貿易の中の輸入や輸出の影響で外国為替は常に変動します。
円の需要増やドルの供給増になる要因の一つには海外からの日本へ対する投資もあります。
これから、米国の株や債券が値上がりしそうになると投資家達は株や債券に投資します。
当然、、円をドルに替えてからアメリカの株や債券に投資しますので、ドルが買われる事になります。
よって、ドルの需要が高まり円を売る事から円安ドル高傾向になるわけです。
その逆に、今度は日本の市場の株や債券が値上がりしそうになると、海外投資家は日本の株や債券に投資します。
ドルを売って円を買い日本の通貨を使用して株や債券を買う事になります。
よって、円が買われドルが売られる事で、円高ドル安になるのです。
日本の輸入や輸出が増減する事で外国為替もそれに伴って連動します。
輸入が増え、輸入品の値段が上がったりして輸入額が増えると為替の動きは円安ドル高になる要因でもあります。
輸入代金は円を売ってドルを買いそして、支払をする。
輸入額が増えれば増えるほど輸入代金支払のためにドルを用意しなくてはなりません。
輸入する企業は円をドルに替えるからです。
海外に投資する時には、その投資国の通貨に合わせる事が必要になるために、自国の通貨を売ってその相手国の通貨を買う必要があるためです。
これが外国為替の知識を理解しやすくする一つのポイントになります。
外国為替市場
野菜や魚などの取引は、野菜卸売市場、鮮魚などは魚卸売市場などで取引をされています。
株式や債券などの有価証券などは金融商品取引所で取引されています。
では、これらと同じように通貨も取引をされるには外国為替市場で取引をされます。
しかし、市場と言っても中央卸売市場や東京証券取引所のように通貨も実際に取引されている場所があるのかと言えば、これは少し違います。
テレビなどのニュースでよく為替に変動が起きて大きな乱高下がある時に映し出される円卓を囲んでバイヤーの人たちが何人かで伝票を投げ合ったりしている光景を見ていると思います。
これは、銀行間の円やドルの売買を仲介をする外国為替ブローカー(仲介業)の仕事風景です。
たしかにこれが外国為替市場の一部分です。
しかし、通常の通貨のやり取りは現在では銀行同士がコンピューターを介して取引をしたり、電話などで取引を行ないますので、外国為替市場は正式にはサイバースペース上にあると言えるでしょう。
少し昔では主に取引は電話を使用して取引が行なわれていましたが、現在ではITの普及もあって、そのほとんどがコンピューターを通じてそのスクリーン上で24時間取引が行なわれています。
世界の国々には時差がありますので、外国為替市場も世界にあります。
主な市場にはロンドン、ニューヨーク、東京が世界の三大市場(三大マーケット)と呼ばれています。
外国為替市場 世界三大マーケット
外国為替市場はサイバースペース上にあります。
【テレフォンマーケット】
【スクリーンマーケット】
※具体的な取引所があるのではありません。
主な外国為替市場の為替取引の時間帯(日本時間)
★ロンドン市場 18:00~翌日2:00前後
★ニューヨーク市場 23:00~翌日7:00前後
★東京市場 9:00~17:00前後
サンフランシスコ市場 翌日2:00~翌日10:00前後
フランクフルト、チューリッヒ市場 17:00~翌日 1:00前後
ウェリントン市場 6:00~12:00前後
シドニー市場 8:00~14:00前後
香港、シンガポール市場 10:00~18:00前後
バーレーン市場 15:00~22:00前後
インターバンク市場
野菜や魚なども同じように卸売り(中央卸売市場)があって、ここで決められる価格が卸値です。
商品はその価格を元にしてスーパーや小売店などに必要経費を加味して並ぶ事になります。
必要系とは運送費用や人件費、その他の経費などがあります。
また、卸売市場では、当然業者間の取引になるので、大量の野菜や魚が取引をされます。
その為に消費者が野菜を一つだけ卸売市場で購入する事は出来ません。
FX外国為替取引も同じように卸売市場と小売市場とがあります。
卸売市場に当たるのが銀行同士で取引をされるインターバンク市場と言います。
そこでの取引される為替レートがインターバンクレートと呼ばれるものです。
また、小売市場に当たるところが銀行と顧客との間で取引をされる対顧客市場で、そこで取引をされる為替レートが対顧客レートになります。
普通、卸売りと小売とでは値段に差があるように、為替取引の場合にもインターバンクレートと対顧客レートには差があります。
インターバンクレートの場合、ドルでは売値(オファー)と買値(ビッド)の差(スプレッド)は1~3銭程度になります。
このスプレッドが小さいのがFX取引における一つの特徴です。
通常銀行では個人が外貨を預ける外貨預金の際に銀行の売値(消費者からは買値)であるTTSと買値(消費者から見れば売値)であるTTBの差はなんと2円にもなります。
この場合の対顧客レートでは、差が大きいのが解ると思います。
しかし、FX会社の多くはこの差(スプレッド)が4銭程度とインターバンクレートに近いので取引する一般の顧客から見れば大きなメリットと言えるでしょう。
その為FX会社と為替取引をする限りにおいては卸値と売値の価格差はほとんどありません。
もちろん、実物外貨にも変換する事は可能になります。
為替市場 開始時間は何時からですか?
為替市場の開始時刻は次の通りです。
1)各為替市場の開始時刻
ウェリントン・シドニー為替市場・日本時間 AM4:00頃から
東京為替市場・日本時間 AM8:00頃から
ロンドン為替市場・日本時間 PM3:00時頃から
ニューヨーク為替市場・日本時間 PM9:00時頃から
為替取引は通常電子取引となるため、1日24時間、眠ることのない為替市場はおもにインターバンク市場です。
その参加国の中心となるのが東京為替市場が中心となって、日本の夜間にニューヨーク市場へと移っていきます。
ウェリントウン・シドニー市場からはじまり、
東京市場 → ロンドン市場 → ニューヨーク市場 とマーケットは24時間続きます。