テクニカル指標解説:カテゴリー
価格移動平均とは
値動きの支持・抵抗の目安として用いたり、値動きの中心線として利用したりします。
また、期間のことなる2本の移動平均線を用いて、短期線が長期線を上抜けたときをゴールデン・クロス(買いサイン)、逆をデッド・クロス(売りサイン)として、売買サインとして利用します。
ただ、この場合期間をいかに選ぶかがポイントとなる事があります。
MA=(P(0)+P(1)+P(2)+...+P(n-1))/n
P(n):終値
高値安値移動平均(ハイロウ・アベレージ)とは
通常の移動平均とは異なり、ボリンジャー・バンドと同等の利用の仕方をする場合が多いのです。
短期的な取引の場合であれば、高安平均で逆張りのトレードを行い、長期的であれば価格が高安平均を上抜け、下抜けした時に順張りとして取引する事が多いのが特徴です。
高値移動平均=(H(0)+H(1)+H(2)+・・・+H(n-1))/n
H(n):高値
安値移動平均=(L(0)+L(1)+L(2)+・・・+L(n-1))/n
L(n):安値
一目均衡表とは
基準線、転換線、スパン(先行1、先行2、遅行)の5つの指標を用います。
売買サインとしては、基準線と転換線、価格と遅行スパンのクロスで判断する方法や、先行スパンの形成する帯を目安とする方法などがあります。
※ 一目均衡表については①「わが最上の型譜」②「わが最上の型譜付録」③「一目均衡表完結編」④「一目均衡表」⑤「一目均衡表週間編」からなる書籍が存在します。 ①から④の書籍(⑤を除く)は4冊セットにて本書籍の著作権者である株式会社経済変動総研(0423-96-4383)で販売されています。
ボリンジャーバンドとは
バンドは移動平均線からその期間の標準偏差を足し引きすることで計算され、バンドに価格が近づいた時を通常、戻り売り(+σに接近)や、押し目買い(-σに接近)のシグナルと捉えます。
また、+2σ(-2σ)を抜けた地点で新たなトレンドが発生したとして、買い(売り)のサインとすることもあります。
MA=(高値+安値+終値)/3のn日移動平均
σ=(高値+安値+終値)/3のn日の標準偏差+2σ=MA+2*σ
+1σ=MA+σ
-1σ=MA-σ
-2σ=MA-2*σ
◇ボリンジャー・バンド初期設定では±1σと±2σと上下各2本のバンドを表示しますが、好みのσ数値を入力することにより±1σ、±2σ以外のバンドを表示する事が出来ます。
また、表示するバンドを上下一本のみとする事も可能です。2本表示する通常の表示方法の場合、一番上の〝ボリンジャーバンド〟にチェックを、一本のみ表示する場合は、表示させたい〝ボリンジャーバンド(σ)〟にチェックを入れてご覧ください。
パラボリックとは
J・W・ワイルダー氏によって考案されています。
SARが放物線を描くことからパラボリック(parabolic;放物線)と呼ばれています。
上昇しているSARが下降している価格と接触した地点を売りサイン、逆に、下降しているSARと上昇している価格の接触地点を買いサインと捉えます。
SAR=(EP-前日のSAR)*AF+前日のSAR
EP:
SARが買いサインを示している期間・・・その期間の最高値
SARが売りサインを示している期間・・・その期間の最安値
AF:
0.02≦AF≦0.20
EPが更新されたとき+0.02
RSIとは
J・ウエルス・ウィルダー氏により考案されたとされています。
RSIは%により表示され一般的には75%以上を買われすぎ、25%以下を売られすぎとして見ます。
また、上昇相場の調整局面から再び高値をとりにいったにもかかわらず、RSIが前の高値の時の数値を超えない場合などは買われ過ぎであるとして、いい売り場であると判断するプロもいるようです。(安値の時はその反対)
RSI=(指定期間内の上げ幅合計)/(上げ幅合計+下げ幅合計)
サイコロジカル・ラインとは
いわば投資家の心のバロメーターみたいなものです。
一定期間における前日比プラスの日数の割合を%で表すので、0~100%で変動します。
一般的に25%で反転上昇のシグナル、75%で反転下降のシグナルとされています。
サイコロジカルライン=(n日間の中で前日比プラスの日数)/n * 100
ヒストリカル・ボラティリティとは
一般に価格が持ち合い圏で推移しているときは、値動きも小さいことからボラティリティも小さくなるのが特徴です。
そこで、ボラティリティが大きくなったことで、何らかのトレンド変化が発生したのではないかと判断し、そのシグナルとして用いるようにします。
HV = sqrt(250*σ)
σ^2 = 1/(n-1) * Σ(ln(C(t)/C(t-1))-m)^2
m = 1/n * Σln(C(t)/C(t-1))
C(t):終値
ボラティリティ・システムとは
基本的には、上方バンドに価格が近づいた時に「売り」、下方バンドに近づいた時を「買い」と、逆張りに利用されます。
また、純張り用とされる場合もあります。
Vo-H = hi -(ATR*W)
Vo-L= hi + (ATR*W)
hi = N日間の終値の最高値
ATR = N日間のTRの平均値
TRは以下のなかの最大値
a.本日の高値と安値の差
b.本日の高値と安値と終値の差
c.本日の安値と昨日の終値の差
W:変数(2.0~2.9がよく用いられる)
DMIとは
RSI、DMI(ADX)などと同様にJ・W・ワイルダー氏により考案されました。
相場の方向やトレンドの強さを見るための指標を指します。
+DIと-DIの2本の線を用い、+DIが-DIよりも上に位置しているときはプラス方向への動きが大きいことを示し(すなわち上昇トレンドのある状態)、逆に-DIが上に位置しているときはマイナス方向への動きが大きいことを表します。
また、移動平均線と同様、+DIの線が-DIの線を上抜いた時が買いシグナル、+DIが-DIを下抜いた時が売りシグナルとする他、RSIなどと同様極端な数値を取った場合を売買シグナルとすることもあります。
ADXとは
すなわち、ADXが上向きに変化した地点は、一定方向へのトレンドに勢いがついてきたことを示すのです。
ADXが上向きに変化した地点をトレンドの発生した地点、それが持続している間はトレンドのある状態、下向きに変化した地点をトレンドの終局地点と判断。特に0%近辺まで下落しているときは、その後上下に大きく動き出す可能性があります。
また、2本のDIと組み合わせ、DIのクロス後、ADXが-DIを上抜いたときを買いサイン、+DIを上抜いたときを売りサインと見ることもあります。
+DM, -DM:
「はらみ」の時は、+DM=0、-DM=0
「はらみ」以外の時、
(H当-H前)>(L前-L当)である時、+DM=(H当-H前), -DM=0
(H当-H前)<(L前-L当)である時、+DM=0, -DM=(L前-L当)
(H当-H前)=(L前-L当)である時、+DM=0, -DM=0
H前:前日の高値、L前:前日の安値、H当:当日の高値、L当:当日の安値
TR:
TR=(H当-L当),(H当-C前),(C前-L当)の中で一番大きいもの
C前:前日の終値、H当:当日の高値、L当:当日の安値
+DI, -DI:
+DI(n)=+DM(n)/TR(n)
-DI(n)=-DM(n)/TR(n)
+DM(n):過去n日間の+DMの合計
-DM(n):過去n日間の-DMの合計
TR(n):過去n日間のTRの合計
ADX:
DX=|(+DI)-(-DI)|/|(+DI)+(-DI)|
=|(+DM)-(-DM)|/|(+DM)+(-DM)|
ADX=DX(m)
DX(m):過去m日間のDX移動平均
強弱レシオとは
Aレシオは強弱均衡しているときに100%となります。
一般に、押し目のときは70%前後、底値圏では40%前後で反転上昇することから、これらの時を買いのサインとして利用します。
Bレシオは人気をあらわすことから、200%、300%まで上昇すれば人気の過熱感から目先天井のシグナルとして用いられます。
Aレシオ=強エネルギーのn日間合計/弱エネルギーのn日間合計 * 100
強エネルギー=高値-始値, 弱エネルギー=始値-安値
Bレシオ=強人気のn日間合計/弱人気のn日間合計 * 100
強人気=高値-前日終値, 弱人気=前日終値-安値
モメンタムとは
売買のサインとしては、±0との関係や、以前の反転のポイントなどを目安とします。
また、相場に先行するとの特徴もあると言われているため、反転の目安と組み合わせ分析することもあります。
ROCとは
現在の価格と過去の価格の比率のことです。
モメンタムを比率にしたものと言うことができ、1のラインが基準となります。
見方はモメンタムと同様に使います。
オシレーターとは
オシレーター=(過去n日間の高値-当日終値)/(過去n日間の高値-過去n日間の安値)×100
CCI(コモディティ・チャネル・インデックス)とは
現在は商品以外の金融商品などにも幅広く用いられているのが一般的な特徴です。
値動きの振幅に対して現在の乖離(かいり)がどの程度で有るかを指数化したもので-100%から+100%の間で推移をします。
売られすぎ買われ過ぎを判定する指標に役に立ちます。
p(i)={high(i)+low(i)+close(i)}/3 (高値・安値・終値の平均)
v(i)={p(i)+p(i-1)+p(i-2)+・・・+p(i-n+1)}/n (pのn移動平均)
md(i)={|p(i)-v(i)|+|p(i-1)-v(i)|+・・・+|p(i-n+1)-v(i)|}/n (pの絶対偏差の平均)
CCI(i)={p(i)-v(i)}/{0.015*md(i)}
ポイント・アンド・フィギュアとは
一定の値幅や比率を決め、それ以上動いた時に○、×を記入(○はマイナス、×はプラス方向)します。
現在の設定では指定単位(円)の3単位以上の幅で上下逆の動きとなったとき○や×で折り返しを表示します。
通常はカギ足と同様に、前回の高値(安値)を上(下)に抜けたところを買いサイン(売りサイン)とします。
また、ローソク足で一般的に言われるダブルボトムなどのチャートの形をシグナルとして用いたり、トレンドラインを引いてシグナルとしたり、目標値を算出するためにも用いられています。
持ち合い離れを見極めるのにも多用されます。
米国では一般的に親しまれ使用されているチャートです。
新値足とは
安値を更新している時は陰線を、高値を更新している時は陽線を記入します。
陽線から陰線、陰線から陽線の転換は、3本を用いた場合、陽線(陰線)が3本分を超えて値が動いた場合にトレンドが転換したものと判断し陰線(陽線)を記入します。
トレンドの転換を見るのみではなく、陽線(陰線)の本数に傾向がある場合は、利食いの目安や押し目買いの目安とすることも可能です。
カギ足とは
同一方向への値動きが継続している場合には、その方向へ動いた値幅分だけ線を記入し、あらかじめ決めておいた一定の比率を超えて反対方向への動きがあった場合に転換するというチャートです。
過去の反転ポイントを新たに抜けた地点が売買のシグナルとなり、通常買いシグナルの出ている期間、売りシグナルの出ている期間を色分けされます。
また、ローソク足のようにダブルボトムなどの基調により売買サインとする見方もあります。
ペンタゴン・チャートとは
一般的な使い方としては五角形の底辺の両端の一方などにロウソク足、バー・チャートの底値や転換点を重ねる事で、相場の動向や転換点を探ります。

価格が五角形の対角線に添ってトレンドが作られるケースや対辺を戻りのメドとして価格が反転する場合があると言われています。
五角形の底辺同士を連結させ、複数の五角形を用いて中期長期のトレンドを分析する場合もあります(図は日経平均の日足バー・チャートにペンタゴンチャートを重ねた例)。

